ここ最近は、 個人オーダーのご依頼を頂いておりましたので、 なとり音造オリジナルヴィンテージMODである、 GAV MOD (Golden Age Vintage MOD)を施した特別仕様のエレキギター、ベースの出品を行なっておりませんでしたが、 こちらでも納得のいくものが出来ましたら、 出品していきます。
今回は、 ご要望の多かった、 FENDER JAPAN SSHのストラトキャスターを出品します。 MADE IN JAPAN Uシリアルですので、 95〜96年製作されたフジゲン製。 SSHは、 最近人気ですので探していた方も多いと思います。
ありがとうございます。
長野県辰野町の商店街の、
元フィリピンパブを間借りして、
なとり音造という名前で、
しっぽりとエレキギター、ベース、エフェクター、
レコーディング機器、音響機器など、
音楽に関わるものを改造、販売を行なっております。
ここ最近は、
個人オーダーのご依頼を頂いておりましたので、
なとり音造オリジナルヴィンテージMODである、
GAV MOD (Golden Age Vintage MOD)を施した特別仕様のエレキギター、ベースの出品を行なっておりませんでしたが、
こちらでも納得のいくものが出来ましたら、
出品していきます。
今回は、
ご要望の多かった、
FENDER JAPAN SSHのストラトキャスターを出品します。
MADE IN JAPAN Uシリアルですので、
95〜96年製作されたフジゲン製。
SSHは、
最近人気ですので探していた方も多いと思います。
弦高は、
個人の好みで12F6弦1.9mm、1弦1.7mmにしており、
フレットは残り9割ほど。
ロッドは左右どちらにも余裕を持って回ります。
コンセプトは、
どうせSSHだから、
FENDERとGIBSONのいいところどりをしたGAV MODサウンドにしたら面白いのでは…
と考えまして、
サウンドメイクを施しております。
FENDERとGIBSONのいいところをドリップさせたいので、
まず、リアのハムバッカーを、
だいぶ前に調達した、
"57 Classicに交換しております。
以下、
アッセンブリの改善点です。
///////
1.リアピックアップ "57 Classicに変更
2.ポット3個をCTS 250K Aカーブに変更
3.ジャックをスイッチクラフトに変更
4.配線材をサウンドのポイントでヴィンテージの撚り線に変更
5.70年代ヴィンテージハンダ使用
6.リアトーン化
////////
そして、
なとり音造オリジナルヴィンテージMODである、
GAV MOD (Golden Age Vintage MOD)を施工しております。
こちらは、
単純にトーンポット(ハイパス)のコンデンサーをヴィンテージコンデンサーに交換するような単純な作業ではなく、
音楽産業の華々しかった黄金期の1950〜60年代FENDER、GIBSONのサウンドを目指し、
私が十数年かけてたどり着いた究極のサウンドメイク法を総称して、
【Golden Age Vintage MOD】と名付けました。
(縮めてGAV MOD)
その個体に合わせて、
当時の最高峰のパーツを惜しげもなく使い、
私の出したいサウンドに仕上げています。
サウンドサンプルを録ってみましたので、
ぜひお聴きください。
(下記の URLをコピペすると、
firestrageで音源が聴けます。)
https://xfs.jp/1tZvtD
ギターからアンプまではエフェクター、プリアンプのようなものは何も通さず、
シールド1本アン直で繋いでおります。
5wayの各ポジションで適当に遊んでいます。
(たま〜にトーンを絞ったりしてます。
手癖でアルペジオ多いですね。)
音源を聴いて頂けると分かるかと思うのですが、
54年のFENDERストラトですと、
中域の密度が若干締まるのと、
高域の倍音成分が暴れるので、
こういった音は出ないと思います。
(マテリアル、ピックアップをはじめとする内部配線の影響はもちろんありますが、
あの倍音の粒子の飛び方は、
搭載されていた、
CORNELL DUBILIERのZNW1P1の影響が強く、
サウンドの中枢をワックスペーパーで固めていくとあの音に近づきやすくなります。)
今回はその方向に振っておらず、
【FENDERとGIBSONのいいところどりをしたい】という理由で、
少し違ったアプローチをしています。
GAV MODで用いたヴィンテージコンデンサーは、
1950年代初期のゴールドトップGIBSONレスポールなどに搭載されていた、
幻のコンデンサーである、
【CORNELL DUBILIER製 GREY TIGER】
その中でも世に全く出回らないブラックフォルムの個体を使用。
さらに、
1959年のバーストGIBSONレスポールに搭載されていた、
【SPRAGUE製 PIO Bumblebee】を使用。
(こちらは、トーンに搭載し、
.01 400Vのカラーコードの個体ですが、
実数値は若干上がったものを選んでいます。
その他の配線方法によって、
音源のように本来のトーンの効き方よりもスムーズにさせています。)
50年代のストラトをお持ちの方は分かると思うのですが、
この時点で、
本来ストラトには使われないものを使っているため、
当時のストラトのサウンドとは違うことが分かります。
ちなみに、
中高域〜高域のジューシーな粘る倍音感は、
GREY TIGERからきているもので、
中域のもちっとした弾力のある立体感は、
PIOのBumblebeeからきています。
この2つのみ取り付けただけですと、
音源のような、
中低域の情報量の色濃さと腰の太さ、
中高域のナチュラルなコンプレッション感と、
ワイドレンジさは出ないので、
さらに、
40〜50年代頃のワックスペーパーや、
50年代頃のヴィンテージのパーツなど、
他にも色んな方法を使って当時の最高峰のパーツを組み込んでおります。
当時のヴィンテージサウンドを目指すことも出来るのですが、
振り切ってつくってしまうと、
演奏出来るジャンルを選ぶので、
私の今までの経験上の好みで、
ちょうどいい具合にサウンドメイクしていますが、
もしお手持ちのギター、ベース、エフェクターなどのGAV MODをご希望や、
ご興味がある方のお問合せは、
Twitterアカウント
@natorionzou
LINEアカウント
@natorionzou
からご連絡ください。
長野県辰野町に仕事場があるので、
そこで打ち合わせをしてから、
サウンドメイクすることも可能です。
元フィリピンパブなので、
機材をお持ち頂ければ、
昼間でしたらフルテンでいくらでも音出し出来ます。
(まだ出していないギターやベースがあるので、
気に入ったものをお選び頂きGAV MODを施工してお渡しすることも出来ます)
今回は、
昔の"57 Classicがもう手元にないので、
SSHのストラトで同じ仕様のつくり方が出来ないのと、
PIOのBumblebeeはまだ手に入りますが、
ブラックフォルムのGREY TIGERが手に入らず、
今後はつくれないと思います。
FENDER JAPANの名前を背負った、
SSHのストラトというのもいいですね。
限定1本のみですので、
ぜひご入札ください。
それでは、
よろしくお願い致します。
(2022年 4月 5日 23時 31分 追加)
firestrageだと音源を聴けない方もいるようなので、
gigafileでもご用意しました。
https://69.gigafile.nu/0604-dbd1c8a25635b2fd299a3a16dca827e7d
もし何かありましたら、
ご連絡お待ちしております。
(2022年 4月 6日 11時 25分 追加)
書き忘れました…
キャビティ内はシールディングを行なっており、
そこからヴィンテージパーツで音域補正しておりますので、
ローノイズ+出て欲しい高域の倍音感や粘りなど、
音域の持ち上げやサウンドコントロールをしております。