御存知！Mobile Fidelity社SACD仕様限定盤 Billy Joel 中期の大傑作ライヴ盤「Songs In The Attic」 輸入盤未開封新品でございます。
Mobile Fidelity社は、現在主流のフラットマスタリング方式の先駆者でございます。音量よりも音の情報量重視でございますが、アナログ盤的な感覚のあるリマスターでございます。
そもそもCDであろうが、SACDであろうが、アナログ盤であろうが、マスター・テープの再現が一番重要となるのですが、一番マスターテープの再現を行っていたのがアナログ盤ではなかろうか？とのオーディオ・ファンの指摘がございます。

事実、ここ昨今昔の名マスタリング・エンジニアが手掛けた当時のアナログ盤が相当な高値で取引されております。


されど、こちらにはスクラッチノイズはございませんが..........

内容は言わずもがな。

「自分のバンドでアルバム制作がしたい」という願望が強かったBilly Joel。自身のプロデュース作～名プロデューサー 故フィル・ラモーン登場以降はその意向を重視していたものの、
完全なBilly Joel Bandでの制作となった前作に引き続いたものでございます。


初期はプロデューサーの独裁的な制作で思う様な作品にならなったと当時のBilly Joelの回想がございます。

定評のある全盛期Billy Joel Bandの演奏・アンサンブル。ライヴ録音を用いてお気に入りの自身の充実したバンドで過去の名曲をリメイクするという非常に興味深いものとなっております。


ラインナップは、Billy Joel(Vo、P&Key)、Liberty Devito(Ds、ミッチ・ライダー＆デトロイトホイールズのドラマーでかのカーマイン・アピスとよくつるんでいた模様。音のデカさは同じ？)、Doug Stegmeyer(B)、
Ritchie Cannata(Sax、Flute、Organ)、Russell Javors(Rhythm G)、David Brown(Lead G)のかのE-Street Bandと並び称された全盛期ラインナップとなります。

そもそもライヴでは非常にロック色が強いBilly Joelの音楽性でございます。

アルバムとのギャップがBilly Joel自身の当時の指摘にもあり、ファンからもライヴ盤が待望されていた事もあり制作された感がございますが、普通のライヴ盤は作りたくないというBilly Joelの考えが見え隠れするライヴ盤でもございます。

全盛期Billy Joel Bandの充実した巧みな演奏・アンサンブルが聴きものでございますが、David Brownのギターにも注目でございます。



選曲や録音場所が非常に興味深いもの。アリーナからクラブサイズまででございますが、楽曲の音楽性に合わせて会場の選択が成されている感がございます。


アレンジもライブという事でスタジオ録音での余計な装飾が効かないという事がございますが、本来はこうしたかったという意図が見られるところも興味深いところ。


完全コピーに近い楽曲であっても迫力等こんなに変わるものかと感じさせる非常に優れたライヴ盤でございます。
こちらもヒット作となりますが、その後Ritchie Cannataがシンセが弾けない事で解雇。
(表向きの理由はそうですが、Billy Joelの演奏のバックアップが出来ない事が一番の原因では無かろうか？と推測.........後々のバークレー音楽院出身で元レインボウの名Key奏者デイヴ・ローゼンシャルの起用からも伺えますが.......)


全盛期ラインナップの貴重なスタジオ録音となります.........



後にライヴ盤を除くBilly Joelの音楽キャリアBOXセットがリリースされますが、その中にもこのライヴ盤が唯一含まれている事からも、Billy Joel自身のお気に入りの作品ではなかろうか？と存じます。


かのE-Street Bandと並び称された全盛期Billy Joel Bandの録音は前スタジオ作含めて二作のみ。非常に貴重な録音となります..........................................................




残念ながら当時のアナログ盤の時間制限でライヴの定番エンディング曲「Souvenir」が収録出来なかった事が知られておりますが、いつの日か完全・拡大版が....と期待されるものでもございます........................................... このMobile Fidelity社SACD仕様盤は限定生産でございます。現在は入手が非常に困難。この機会に是非。



注：