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★商品スペック★ 商品名: タイトリスト 917D3 ドライバー ヘッド(ヘッド:日本仕様 シリアルナンバー刻印あり) ロフト:9.5°容積:440cc 重量:約 196g(実測) ヘッドカバー:タイトリスト純正 917専用ヘッドカバー付属 付属品:SFTトルクレンチ、ヘッド取り付け専用ビス、 商品 ソール、フェースには多少薄いヘアライン系擦り傷がある程度で、基本的にはかなりきれいな 全体としては、使用品なので少々傷などありますが、年式を考えれば、かなりきれいな美品の部類になると思います。ただあくまで品ということをご了承下さい。
ネック部には国内仕様正規品のMから始まるシリアルンバーの刻印がございます。
★コメント★
917 D3
915シリーズ登場から2年、2017年モデルとして開発された917シリーズが、いち早く市場に登場しました。2016年シーズン半ばからプロトを経て、アダムスコットをはじめ多くのUSPGAの若手プロを中心に試打が繰り返されていたようです。
ヘッドの仕様ですが、今回も910から導入されているシュアーフィッティングツアーシステムを採用しています。外観、デザインに関しては、915シリーズからそれほど大きな変更点はないようですが、今回性能に大きく関わる機能が新たに搭載されました。
それが、シュア フィット CG(重心)と呼ばれる、いわゆる、重心位置の移動を可能にする機能になります。他社では比較的早い段階、テーラーメイドではシャフト交換機能(チェンジャブル機能)よりも先にr7辺りから登場している機能で、タイトリストで今まで出てこなかったのが不思議と言えば不思議ではあります。
実際これには、深い理由があるようなのですが、一番の理由は、CGを変更する必要がないという判断があったからのようです。ヘッド体積に応じた最適CGが割り出されれば、それに応じた固定のCGで十分対応できる、というのがタイトリストの設計ということになるようです。
ただ、実際は、重心深度については、装着されているウェイトの重さを変更することで、ある程度対応はしていた。とはいえ、変更可能な範囲は限定的であったため、915Dシリーズでは、CGを非常に浅くするために、限定モデルではありますが、915D4というモデルを投入し、通常モデルよりはるかに重心深度の浅いモデルを発表しています。
確かに重心深度を調整することは可能でしたが、今回初めてドローバイアスと、フェードバイアスの調整機能を搭載しています。
これには先ほどの深い理由が関係するのですが、タイトリストのこだわりともいえる一面なのかもしれません。CGをヘッド形状に合わせ最適化するとき、やはり、そのヘッドに合う弾道(ドローやフェード)はある程度決まってきてしまします。そこで、無理やり、CGを左右に動かすことで、見かけのドローやフェードにすることは可能なのですが、実際はそのCGの全範囲で、ヘッドにより最適化された特性に合った弾道が出るかは非常に難しくなるということだそうです。
言い換えると、ヘッド設計で、いろいろなパーツ、形状などから、最適な弾道が得られるところ、重心位置を変えただけでは、完全に最適化されない、ということだそうです。つまり、タイトリストとしては、決まったヘッド形状において、重心を決めたら、それに対して最適化するので、重心がずれると、最適化されないということです。それを、今回CGが動いたときにも、その全範囲で最適化を実現したということです。
メーカーの方曰く、このウェイトカートリッジの位置や、この入れる角度についても、細部まで検討し、この形状でこの位置にこの角度で取り付けられているとのことでした。
技術的には、余剰ウェイトを全て、このウェイトカートリッジに乗せ、思い切り重心位置を変更することは可能ではありますが、そうなると、最適化されたヘッド特性が完全に反映されるとは限らないということなのだそうです。振り心地、クラウンのたわみかた、ヘッドの返り方、スピン量、などなど多くのパラメーターを最適化してヘッドが設計されているので、重心位置を動かすことで、そのバランスが崩れてしまうのを抑制する必要があるとのことでした。
かなりシビアに作られていることは間違いないかと思います。
上記に加え、915Dシリーズより採用しているアクティブ・リコイル・チャンネルという、他社では最近良く見かける、いわゆるソールに設けられたスリット(溝)がさらにグレードアップされ、アクティブ リコイル チャンネル2.0として搭載されています。
このスリットが飛距離性能、方向性に大きく作用していることは言うまでもありませんが、その効果は他社をしのぐ物があると話題になっているようです。飛距離性能に関しても、アダムスコットなども、913で10ヤード以上伸びた飛距離から更に5~10ヤード伸び、若手のライバルでもあるマキロイに最近水をあけられていた飛距離が同レベルまで引き上げられたことを公表しているほどです。昨年までは、あの飛距離に定評のあるアダムスコットでさえ追いつけないと感じていたマキロイの飛距離に、今年の915は同レベルで戦うことができるようになったと、言わしめるほどの実力が既にトッププロに認められた、かなり完成度の高いドライバーに仕上がっています。
また、これに関連し、2017年よりのルール改正で、フェースの反発係数の定義が変更になったということで、それを最大限活用できるようにこのアクティブ・リコイル・チャンネルが適化されているとのことです。
具体的には、2016年までのルールでは、フェースの反発係数は基本的にフェース全範囲で基準となる数値を超えてはいけない、というものだったのが、2017年より、フェースのセンターの限定的範囲の、反発係数を基準値に収めれば良い、となったそうです。つまり、フェースの外側においては、今までの様に反発係数を気にする必要がなくなったということになります。いわゆる、オフセンターヒットの範囲では、あらかじめ、反発係数を上げておけば、オフセンターヒットでも、従来品では反発が足らず飛距離ロスしていたものも、高反発エリアでのヒットとなるため飛距離ロスが最小限に抑えられるとのことでした。これが、オフセンターヒットに強い理由の一つのようです。
詳細は後のテクノロジー欄に記載致しますので参照下さい。
シュアーフィッティングツアーシステムの最大の特徴は、2008年のルール改正以来、各メーカーで開発がされてきている、シャフトとヘッドを取り外せるタイプのドライバー、タイトリストとしては910から続く第3世代となるもので、更なる飛距離性能を向上した高機能を搭載し、満を持しての発表となりました。特に重心位置の最適化を更に進め、近年のボールのロースピン化に対応し大きな飛距離アップにつなげています。
これ以上道具、特にヘッドでの飛距離アップは困難なのではと囁かれている近年にプロの飛距離を10ヤードもアップさせているのですから、タイトリストの実力は計り知れないと言えます。確かに、ボールやシャフトによる飛距離アップは大きいのは事実ですが、ツアー半ばにシャフトとボールをそのまま使用しながら、ヘッドのみ915に変更したプロの間から飛距離アップの報告が相次ぎ、そのヘッドの性能は一般向け市販を前から既に疑う余地もないと言えます。
さて、2012年までに国内外各社ヘッド交換可能なドライバーの製品は一通り揃った観はありますが、実際シャフト交換が可能なドライバーは、各メーカー取り組みはそれぞれで、様々なタイプの機能性を付加したものが登場していますが、タイトリストはその中でも使勝手は良く、かなりの高機能を盛り込んだ設計となっています。本来は単にシャフトが交換できるということが開発の入り口であったのは事実ですが、現在発売されている各メーカーの製品はほとんどが大きさや範囲はまちまちではあるものの、ライ角、フェース角、ロフト角などを調整できるようになっています。
一本のシャフトで数種類からス数十種類のセッティングが設定できるので、今まで苦労してフィッティングし、一番最適な一本を見つけ購入していたものが、これにより、比較的楽にそれも自宅で自分にあったセッティングに変更できるようになったといえます。また、体調、コースコンディションによって、ラウンド当日自分で簡単に変更できるので、ドライバーを変えずに、セッティングだけを最適セッティングにできるようになりました。これにより、ヘッドやグリップなど自分にとても慣れ親しんだドライバーを常に使うことができるのでイメージや感覚を大切にするゴルファーにとっては、願ってもない機能といえるのではないでしょうか。
我々アマチュアは特に、プロは当日でもチェンジャブル機能搭載前でもシャフトやセッティング変更を当日でもできますが、我々アマチュアはそんなことは夢の話し、当日の体調、スイングなどに合わないと思いながらも使用せざるを得なかったので、ドライバーに苦労することも多かったのですが、これがあれば自分ですぐできるので、当日でも微調整できるのではないでしょうか。
かといって数本のドライバーをゴルフ場に当日持ち込んだとしても、異なるドライバーを握ると、やはり数ホールは違和感があったりし、なかなか本調子が出ないことが良くありますが、これであれば、同じドライバーなので、違和感なくセッティングだけ変更することができ、一番ホールから本調子で行けるのではないでしょうか。
917シリーズも通例のように、2つのラインナップが用意されています。917D2と917D3になります。
前作915同様、917D2は、460ccでより投影面積が大きく平べったい形状を持ち、より大きなスイートエリアで直進性のある飛距離を求めるゴルファー向け、917D3は440ccのヘッドで、若干D2より小ぶりに見えるタイトリストらしい伝統的な洋梨型のヘッド形状を持ち、球を右や左とコントロールしたい競技志向ゴルファー向けと言った所ではないでしょうか。
テクノロジー
917シリーズ最大の特徴とも言える新機能がシュア-・フィット・CGになります。これは、原理としては非常に単純で、シュア-フィット・CG ウェイトという棒状のウェイトカートリッジを、ヘッドのソール後部に位置するソケットに入れ、固定するというものです。
ウェイトはドロー・フェードウェイトと、ニュートラルの2種類があり、ドロー・フェード ウェイトは入れる向きで、重心位置が、トウ側とヒール側に移動するというものです。
ウェイトの重さは、8g、10g、12g、14g、16gの5種類あるので、ある程度広範囲で(前後も左右の変更できます)、CGの移動が可能となっています。
次にアクティブ・コイル・チャンネルになりますがこれは915より採用されているものになります。近年やはりドライバーで進んでいるのが、各社とも、ロースピン化の流れになります。ロースピンで、風に影響しない最適スピン量で、飛距離を安定的に伸ばすことが最近のドライバー事情といえます。その中、ボールのロースピン化は急激に進み、市販ボールの大半はドライバーでのスピン量をかなり減らす方向に動いているのは事実で、そのスピン量に見合うヘッドのスピン量が課題となっているようです。ヘッド側で、スピンを減らすのに一番効くパラメーターは重心位置になるかと思います。理論的には、重心をヘッド前方(フェース側)に移動するほど、重心は浅くなり、ボールとの接点との距離が短くなることで、ボールを下側に動かす力が減り、結果スピンはより掛からなくなります。
ただ、ここで注意が必要なのは、単に重心を浅くした場合、バックスピンは減らせるのですが、スピンが急激に減少するので、一定条件を満たさない場合スピンが足らず、ドロップするような弾道となってしまいます。一定の条件とは、ボールの初速と打ち出し角などになります。初速が足りない場合や、打ち出し各角が十分でない場合、急激にロースピン化された球は空域抵抗に抑えられ低い弾道でキャリーが出ずすぐに地面に当たり飛距離が出ません。
同時に、重心を浅くすることで、ヘッドの重心周りの慣性モーメントが小さくなり、オフセンターヒットでのヘッド回転が増大し、許容の少ない、いわゆるミスに弱いヘッドになってしまいます。数年前までは、各社ヘッドの重心位置を深くし、慣性モーメントを増大させることで、ミスヒットに強いドライバーを設計していましたが、深重心化で、スピン量が増大し過ぎ、結果飛距離ロスに繋がってしまいました。
上記注意点を改選するため、タイトリストでも、アクティブ・コイル・チャンネルを採用し、安定的なロースピンを実現しています。具体的な効果としては、まず、インパクトの瞬間このスリットがバネのように作用し、衝撃を吸収するため、球の接触時間が長くなり、コントロールの効いた安定した打ち出しと同時に、軟らかい打感が得られます。
次に、このスリットがインパクトにバネのように衝撃を吸収し元に戻ろうとする力により、バネのように作用しより強い反発力を生み、ボールの初速を飛躍的に増大さえています。そして、最後に、スリットがあることで、フェースそのものではなく、ヘッド側がたわむことで、フェースのどの点で打っても、フェースがイレギュラーにたわんで変形することがなく、ロフトが一定に保たれ、安定した打ち出し角をキープできます。フェースが変形してたわむ場合、やはり、フェースの上部と下部では、ロフト角が微妙に変るため、打ち出し角が安定しないということです。
追加的機能としては、タイトリストのスリットは他社に比べ、やや深く入っているため、重心より下方でのヒット時により大きなミスヒット補正ができるようになっています。従来、重心より下で打つと、インパクトの瞬間ヘッドはロフトを減らす方向(ロフトを立てる方向)に動くのですが、ヘッドの材質の硬いチタンなどでは、ヘッドは同時にギヤ効果が働きその動きによりバックスピンを増やすことになります。結果として、トップ下球は当たりが薄くキャリーが出ないがスピンが多くランも出ない飛距離ロスが大きい球となってしまいます。そこで、この深めのスリットにより、重心より下方でのヒット時はソール側がより大きくたわむことで、ギヤ効果が働きにくくなり、スピン量が増大することは少なく、同時に大きくソールがたわむため、バネ効果がより大きく働き初速をロスることなく、薄いトップの当たりでさえ、速いボール初速を確保できます。
また、上記に加え、重心をより低くすることで、最適打ち出し角を確保しています。また、低重心化は、フェース上でヒット時にギヤ効果でバックスピンを減らすエリアが大きくなるので、(フェース上の重心より上の部分の面積が増える)より、楽にロースピンの球が打てるという効果もあります。
917では、上記のように浅い重心にすることで起こる注意点の一つでもある慣性モーメントの減少を改善するため、ヘッドの軽量化でできた自由に配置できるフリーウェイトをヘッドのトウ側にウェイトパッドとして配置することで、トウ側バランスを改善しより大きな慣性モーメントを実現し、重心が浅くなっても、高い慣性モーメントで、トウやヒールでのミスヒットに強い、許容のあるヘッドとなっています。
今回も915同様フェースもラジアル・スピード・鍛造フェースに変更され、更なる高反発エリアの拡大を図っています。鍛造フェースの特性を生かし、より緻密な形状への設計が可能となり、特にトウ側、ヒール側へのミスヒットに強くなり、ヘッドのいずれのポイントでも、高い反発で、初速をアップしています。
上記の新たな技術により、タイトリストの917シリーズドライバーは、重心を浅くしロースピンを図りながら、慣性モーメントを改善し、初速を増大させ、打ち出し角を安定化することで、完成されたプロであっても、より大きな飛距離を生み出すことができるドライバーにグレードアップしているといえます。
また、910から採用されているタイトリストのチェンジャブル機能の心臓部、シュア フィッティング ツアー システムですが、各メーカーが取り組んできているシャフト交換可能なドライバーのタイトリストバージョンといえます。
シャフト交換(セッティングの調整)方法は各メーカーで個性が見られ、最初に登場したテーラーメイドはシャフトを回転させ、8通りのセッティングが選べるタイプを考案しました。ただ、ライ角、ロフト、フェース角は独立して調整はできず、あらかじめできた組み合わせ8通りから選ぶ形となっています。
そこにきて、このタイトリスト917シリーズのシュア フィット ツアー システムでは、ライ角とロフト角を独立して調整できるよう、ヘッドとシャフトを接合するホーゼル部分を、シャフトに固定されているスリーブとリングの2部品構成とし、それぞれが4つのポジションを持つことで、その組み合わせで4X4の合計16通りのセッティングが可能となっています。
ロフト角は、-0.75°、標準(表示ロフトどおり)、+0.75°、+1.5°の4ポジション、ライ角は、0.75°フラット、標準(表示ライ角どおり)、0.75°アップライト、1.5°アップライトの4ポジションを選べます。つまり、ロフトであれば、9.5°のモデルでも、8.75°~11°まで設定可能だし、ライ角に関しても58.5°の物でも、57.75°(一般的にもややフラットなドライバー)から60°(かなりアップライトなドライバー)まで、それも独立で設定可能となっている所がかなり優れているといえるのではないでしょうか。
また、別売りとなりますが、シュアーフィットプレシジョン ウェイトキット(残念ながら910シリーズの物とは互換がないのですが)によりソール後方部のウェイトを交換することが可能となっています。こちらのウェイトもシュア フィット ツアーシステム用のトルクレンチで取り外しが可能となっているので、好みのセッティングを選ぶことができます。ウェイトの重量は、市販品で2g、5g、7g、9g、12gの5つが用意されています。ちなみに標準モデルには7gが装着されています。
この交換により、スイングバランスが2g使用時―3ポイント、12g使用時+3ポイント変更となります。910でこのDJ7であれば、スイングバランスが標準でD3.5なので、D0.5(軽めのバランス)~D6.5(結構重めのバランス)まで設定変更できます。また、ウェイトを交換することで、少々ではありますが、重心位置も変りますので、2g使用時で標準
更に917シリーズでは、飛び、方向性を安定させるために大きな変更点がいくつかあるようです。
具体的には、飛距離性能を向上させるためには、フェースインサートの変更でスイートエリアの拡大を実現しています。従来の物より更にフェースインサート周辺部の肉厚を薄くし、インサート自体も、従来の単なるチタンの板から鍛造インサートに変更しています。これらにより、スイートエリアは、許容がかなり大きいと話題となっていた910より更に11%もアップしています。これにより、オフセンターヒット時でも球の初速を維持できるようになっています。このインサートにより、全体としても従来品より初速がアップできることで、かなりの飛距離アップが望めるようです。
重心位置も、近年のロースピンに対応すべく最適化した結果、更なる低重心化を進めています。それにより余分なバックスピンを徹底的に排除し910よりも更にロースピン化され、飛距離性能に繋がっているようです。
そのほかにも、ヘッド内部にアコースティックパッドを配置することで、特にプロやトップアマなどの上級者がこだわる、打感、打音に関しても改善を加え、楽にナイスショットをイメージさせることができるようチューニングされているようです。
個人的レビュー
ロフトは9.5°ということで、今はやりの高めの最適打ち出し角による強弾道が得られ、理想的なロースピンの強弾道が得られます。タイトリストのリアルロフトは1°くらいは多いということなので、実際は全くきつい印象は無く、今までタイトリストはハード仕様だとお考えの方も、話題の高い打ち出し角とフラットな強弾道で、飛距離と打ち易さを両立した915D2で積極的に飛距離を伸ばせることと思います。当然ロフト角は調整可能なので、標準
実際ここ2,3年の傾向としては、各社ロースピン化に伴い、ドライバーもロフトアップを図っているようです。スピンが減っても標準的な9.5°ですと非常に楽に打ち出しを高くすることができます。特に今年のヘッドは更なるロースピンをターゲットに設計されているモデルが多く、この917シリーズも今までになくロースピンターゲットの設計を採用しています。ドライバーヘッドそのものがロースピン化されているので、今までのようにロフトを立ててスピンを減らす必要がなくなり、ロフトは純粋に打ち出し角を最適化する角度に設定することが可能となっています。理想的な打ち出し角は15°前後といわれているので、9.5°を使うことが理想に近づける最良の方法かと思います。そうした理由からアマチュアなどは今年モデルなら9.5°から10.5くらいがちょうど良いのかも知れません。
プロの中でもちょっと前まで殆ど見ることができませんでしたが、多い方では10.5°のヘッドを使用している方もいるのも、最近のドライバー事情と言えるのではないでしょうか。一般の方はやはりスピンが多すぎる方も多いので、9.5°で楽に打ち出しをあげ、ヘッドの設計で余計なスピンを排除することで、さらに飛距離が出るのではないでしょうか。
弾道は917D2のヘッド特性やロフトのせいもあるのか、結構高いように感じましたが、ヘッド上部でヒットすればスピンがかなり削れるので飛距離はかなり出ると思います。また、球の初速も速く、同一ヘッドスピードでも確実に飛距離が伸びている気がしました。感覚的にはヘッドスピードが1、2m/S位上がったように思えました。
確かに打感は915より更に良く、軽い中に芯があるようなコンタクトになっている気がしました。915シリーズは当り自体軽く、ちょっと手応えが薄いと感じていた方も多いかと思いますが、この917では、アクティブ・コイル・チャンネルのおかげなどもあり、タイトリスト特有のソリッドなインパクトという感覚があります。また、ミスヒットでも、915でもかなり広いと感じていましたが、917では更に広い範囲で芯に近い打感と初速を維持している気がしました。また、全体として初速がアップしている印象もあるので、かなりどこで打ってもヘッドで曲がることは無いように感じました。当然シャフトに装着して使用するので、左右への打ち分けが全くできないというわけではないかと思います。
鍛造フェースインサートにより、タイトリスト特有のベシッという球がつぶれる感触が戻ってきた感じです。非常に心地よい打感に仕上がっています。
更に飛距離も当方ですら、少々ではありますが伸びた気がします。良い当たりであれば5ヤードから10ヤードくらい伸びた印象です。オフセンターにも強い気がしますし、結果としてティーショットが平均して今までより若干先に行っている気がします。オフセンターヒットを気にすることが減り、従来よりもスイングを早く振れるようで、実際のヘッドスピードも1~2m/sくらい上っているのではと思います。
917の最大の特長ともいえるシュア・フィット・CGですが、今までのタイトリストドライバーにはなかった幅広い調整が可能となり、ターゲットのゴルファーがかなり広がった気がします。今まで、やはり、ドロー、フェードの調整は、ライ角で調整するしかなかったのですが、今回は重心位置を変え、ドロー、フェードの設定が積極的に変更できるようになり、微妙な打点の変更ができるので、非常に効果が大きいと言えます。
タイトリストの場合、D2はややドローバイアス、D3はストレートからフェードといった、ヘッドによりある程度弾道が最適化されてしまっていたのが、一つのヘッドで、ドローバイアスもフェードバイアスも両方手軽に設定できるので、とても実践に役立ちます。
それから、さらにグレードアップしたアクティブ・リコイル・チャンネルも、効果が大きく、全体的に飛距離が伸びる方向に設定されていると感じました。特に、オフセンターヒットでも初速の低下を最小限に抑えられていることが容易に感じられます。まさにオフセンターヒットに強い917と言っても過言ではないでしょう。フェースの全領域で、かなりの飛距離性能を維持できている印象が持てました。
タイトリストから登場したシャフト交換可能なドライバーシリーズもこれで第四世代となりましたが、かなり強力になり期待できるモデルといえます。実際、USを中心にツアープロが次々とこの917を手にしてツアーを戦い既にいくつもの実績を残しています。タイトリスト契約プロは当然ですが、多くの契約外プロもドライバーだけは917を試すというプロも少なくないようで、一時期タイトリストを離れていたプロたちも続々と契約をしているという話も、この2017年シーズン序盤には多く聞かれています。
セッティング自体独立して設定可能なので、より細かくそのときに状況に対応できることが、人気の秘密のようです。特にツアープロの場合は、ライ角はそのまま、ロフトだけ変えたいという状況があるので、この独立調整ができる機能は欠かせないようです。
本格シーズンのゴルフに備え、ドライバーを新たな武器にしたいとお考えの方、タイトリストは上級者、アスリート系のもの、とお考えのあなたも、この917Dシリーズは、前作の915よりも更に使い易さ、穂距離性能を備え、ツアー仕様でありながら万人向けで非常に打ちやすくなっています。当然ターゲットは上級者なので、ストイックに上を目指すアスリート系ゴルファーには最適で、こちらは2017年一番人気のモデルといえます。
確かに、910シリーズ発売当初頃から、ヘッドと、シャフトの個別の需要が高まってきているようで、ヘッドのみ欲しい、またはシャフトのみ欲しいといったお問い合わせを受ける機会が増えてきました。気に入ったヘッドに、シャフトをのみを差し替えたい、と言う方から、シャフトは気に入っているが、ヘッドはやはりD3ではなくD2の方が良さそうだ、と言う方まで、色々いらっしゃるようです。やはり、ヘッド自体D3はかなりハードにはなっていますので、D2で楽に飛距離を上乗せしたいという方は多いようです。特にアマチュアでは、D2の人気がダントツで、プロでもD2の愛用者が今年度は増えてきそうな印象があります。
また、冬季は調整用ドライバーとして普段D3を使っていた方が、D2をお探しというケースもありますし、または今期は更なるロースピンの球が多く出ているので、楽に打ち出しがあがるシャローなD2の方が打ちやすいのではと感じる方も多いかと思います。
近年はプロでも一ランク上のロフトを使い、打ち出しをあげ、自動的に飛距離を伸ばせるようしている方も多くなってきているようです。今年モデルのニューボールをお使いになりたい方は、ロースピンなので、ロフトは純粋に打ち出し角アップに最適化できるよう調整してはいかがでしょうか!!一昔前のように、タイトリストでもロフトを立ててスピンを減らす必要はもうないようです。
今までのように、ヘッドとシャフトを両方冬仕様や本格シーズン仕様にする必要がなく、実際の調達のコスト的にも、新しいスペックのドライバーに慣れるといった労力的にもかなりお手軽に変更が可能となってきたのは事実ではないでしょうか。どうぞ、新しいスペックのドライバーをお気軽にお楽しみ下さい!!
ドライバーがうまく行けば確実にスコアアップできるのに、とお考えの方、今期も好調を持続できるよう、今から新兵器を今からそろえたいとお考えの方、今年のシーズン本番のゴルフから917D3で、大幅にスコアアップを目指してはいかがでしょうか!915でも飛距離性能にはかなりの定評があったのですが、この917は更にその上を言っていることに加え、オフセンターヒットにかなり強い印象が持てるモデルと感じられました。
今回もシーズン本番スペシャルの最低落札価格設定なしのこの機会に是非お試し下さい!!
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今後本格シーズンの序盤戦となりますので、相場もシーズン本番時よりかなりお買い得となります!ただ、今後シーズン本番に向け需要が増え、相場も予想以上に上がることもありますので、2022年のシーズンで新モデルなどご要り用という方も、お買い得となるこの機会をお見逃しなく!!
また今後もシーズンに向け選択肢が増えてきますが、調整シーズンとなると価格はかなりお手頃ですが、夏から秋のシーズンに向け徐々に上がって参ります。2022年本格シーズンを見据えてお探しの物、この時期により良いものを手に入れてはいかがでしょう!!本番までまだまだ間に合いますので、2022年のシーズン本番頃にはかなり使い心地が良くなり一気にスコアアップが狙えること間違いなしでしょう!
2021年には、念願の東京オリンピックが開催されました。2016年のブラジルオリン ピックより正式種目として復活したゴルフが東京オリンピックででも開催され、世界のトップレベルの選手のゴルフが見られました。それを受け、今後ますます子供を含め、ゴルフ人気が激増することが容易に想像されます。クラブを含め、たくさんのゴルフギアが売れることは間違いありませんので、 良い物はお早めに!!日本選手上位入賞続出で、急に引き合いが増えてきました。どうぞ、この機会をお見逃しなく!!
2024年以降に向け、オリンピック参加できるようなジュニアの方、それ位の小さいお子さんがいらっしゃる親御さんの方からお年寄りまで、皆で、ゴルフを楽しみましょう!!
≪祝≫ 松山英樹マスターズ優勝!!<2021年版>
2021年、ついにこの日がやって参りました!!日本国内1,000万人のゴルフファンの皆様、ついに松山英樹プロが見事に世界最高峰のメジャー、マスターズのタイトルを手に入れました。
皆様も松山プロが日本人で一番メジャー優勝に近く、そして誰しもが必ず取ってくれると信じていたことは間違いないと思います。が、私自身は松山プロの力を過小評価するわけではないですが、こんなに早くその雄姿を目撃することとなるとは夢にも思っておりませんでした。
幾度となく、優勝オッズで常に1番、2番にいるような世界でもトップ中のトップのプロ達が、幾度も幾度も挑戦し、そして、時には最終日に大崩れしたり、時には最終3ホールで数ストロークをひっくり返され逆転されたり、はたまた、最終バック9ホールで、怒涛のバーディーラッシュで大逆転劇が起きたりと、その優勝にはいつもドラマがあり、感動がありと、常に何かが起こるような大会、それが マスターズだからでしょうか。
私もゴルフを始めて以来毎年見てきていますし、多くの昔の語り継がれるドラマや武勇伝などを見聞きし、プロ達の意気込みやその思いを感じてきていました。昨年の覇者ダスティン ジョンソンでさえ、本大会では予選カットとなり、決勝に進むことすらできていませんでしたし、これは決して珍しいことではない、ということもマスターズを語るうえで見逃せない点でしょうか。
マスターズとはそんな特別な大会という思いがあったからかとも思います。
そんな大会で優勝すること、それは全てのゴルファーにと手のゴルファーとしての最後の夢ともいえるのではないでしょうか。
そしてそれは松山プロにとっても同じことだったと、放送の様子を見ていてそう思わずにはいられませんでした。 私も、松山プロは石川遼選手がアマチュアでツアー優勝したころより、同期生として、もちろんテレビ画面越しではありますが、その存在を認知していました。アマチュアでの戦績は石川プロをしのぐものがあり、当時は石川選手に注目が集まる中、選手によっては気になってしまったりし、成績を残せなくなることさえ考えられる状況下でも、カリメロのワンポイントが入ったシャツを着て若干茶目っ気は感じさせるような部分はあったものの、いつも黙々とそして淡々ントプレーし常に結果を残しているとても強いプレーヤーだな、という印象がありました。
そして想定通りプロ転向し、転向後も、前に出てメディアに露出することも少なく、USPGAでの初優勝時も、喜んでいたが、どこかストイックで、まだまだやるべきことがある、という向上心とその覚悟を感じた印象があり、優勝してもそこで満足することなくまだまだ上を目指しているのか、と思った記憶があります。
でも、その松山プロが、グリーンジャケットに袖を通し、満面の笑みでガッツポーズをする姿を見て、こんな芋無邪気にそして心からの喜びからこんな笑顔を見せることがあるのか、と思うくらい、そして彼に対する印象が変わるくらいの見たこともないような笑顔で優勝を喜んでいる姿をみて、ただただ、この優勝の重みを感じることができたという思いがありました。
もちろん、松山プロにとっては、この優勝でもまだまだ課題は出てきているでしょうし、やることは山とあると感じているのでしょうが、それをとりあえず置いといてとにかく喜ぶ、とするくらいの優勝だったといえるのかと思います。そして、その課題は改善に向け、練習を重ねてくことと思います。彼にとって、最後の9ホールに色々な思いがあったと思いますし、多くの課題を感じているかもしれません。
個人的には、15番のボギーは果敢に攻めていった結果、アドレナリンで球が数ヤード飛び過ぎてしまい、さらに悪いキックで池に落ちてしまうという、技術的な部分よりは不運な部分や、コントロースが難しい不測の事態とも取れるので、そこまでの課題は感じませんでしたが、きっと何かしらの課題を課しているではとも思っております。
そして彼の次の目標は、今年、世界でただ一人だけが持つことが許される目標である、マスターズ連覇、となっているのではないでしょうか。ちなみに複数回優勝者は多数いるものの、連覇できたプロは、タイガーウッズ、ニックファルド、ジャックニクラウスの3名くらいだったと記憶しています。そしてその連覇は一回だけです。2度連覇できたプロはいません。それくらい松山プロにとっては、やりがいがありそして険しい一年が待っているとも言えるのではないでしょうか。
気軽には口にするべきではないのかもしれませんが、私も連覇は見たいという気持ちもありますし、実際、松山プロならできてしまうのでは、という期待が正直ございます。
また、同時に、今年の残りのメジャー3戦もありますので、その優勝や上位入賞も期待が大きいのではないでしょうか。まず直近としての目標はこれまた、世界で今年唯一人持つことができる目標としては、メジャーの年間グランドスラムではないでしょうか。さらに今年はオリンピックがあれば、それも入れると5大大会の制覇となる目標もお持ちになるのではとも想像してしまいます。 お取引詳細
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